STR環境ロイヤルについて

 

 

○現在のロイヤルの主流構築について

 

今環境のロイヤルの主な構築は以下のようなものだと思っている。


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このリストを元に話を進めていく。

 

 

●ゲームプラン
今環境のロイヤルのゲームプランとしては中盤(4~7T)に盤面制圧して終盤は疾走などで相手の顔を削り切るプランが主になると思う。理由は、
①中盤をしのいでレイサム着地後に巻き返すプランはTier1の蝙蝠とアーカスネクロに対して弱い
②リオード、リーシャ、剣舞使徒などのカードにより中盤の盤面制圧能力が非常に高い
だいたいこの二点だ。

 

 

●ロイヤルの強み

今環境のロイヤルの強みとしては主に

①中盤の盤面制圧能力

②選択肢の多さ

③事故率の低さ

だと考える。

 

①中盤の盤面制圧に関しては先程も軽く触れたが、大体リオードリーシャ剣舞のおかげである。5T前までにリオードを盤面に潜伏させておき5Tにリオード進化+リーシャ1コス兵士の動きがすごく強い。擬似的にだが1Tの間に進化権2つ使う動きなのだから当然だ。

また剣舞というカードは潜伏したリオードとの相性が抜群で5Tにリオード進化エンハ剣舞で盤面掃除しつつ5/7スタッツが立つため非常にヤバい。

 

②選択肢の多さは前環境までのロイヤルでも言われていたことだが今環境のロイヤルはそれに更に磨きがかかっている。(だいたいリーシャ剣舞のせい)

前環境までにもあったリオード、使徒、ドラゴンナイツにリーシャ剣舞が加わったことで相手がケアしなければならない範囲が非常に広い。剣舞に関してはケア不可能なことすらある。

特に5T目の選択肢がドラゴンナイツ、白セリア、使徒剣舞、リーシャと大量にある上に、盤面にリオードが伏せられていると更に取れる選択肢が増えるため相手の頭はだいたいパンクする。

 

③事故率の低さ

これも前環境から言われていたがエンハンスやアクセラレートなどで1枚のカードが複数役割を持っており、使えるターンが非常に多いことが要因だ。

 

●ロイヤルの弱点

では、今環境のロイヤルの弱点(というか試合に負けるパターン)はなんなのか。それは

①ハンドに選択肢がない

②リソース切れ

だいたいこの2つなのではと考える。

 

①についてだが、前項で選択肢の多さが強みだと書いたので、それが無ければ負けるのはなんとなくわかると思う。これが起きる原因としてはハンドにパワーが弱いカード(クイブレなど)が複数貯まるか、単体では機能しにくいカード(リーシャ剣舞)が複数貯まることである。

②に関しては、今環境のロイヤルはリーシャ+1コス兵士やフォロワー+剣舞など1Tの間に複数カードを投げることが多い。そのためアイテールなどでのリソース供給を行ってなお早期にリソースが枯れる事態が発生する。(特に先攻)

 

 

 

ここまで見てもらえばなんとなくわかったかもしれないが今環境のロイヤルにおいてリーシャ剣舞の功罪は非常に大きい。

リーシャ剣舞のおかげで盤面制圧力が非常に高くなった代わりに、これら2つのカードは単体では強く使えないため選択肢が狭まる場面やリソース切れが起こりうるのだ。

 

以上のことから、これらの弱点を補いつつロイヤルの強みを発揮できる改善案を次節で提示する。

 

 

 

○改善案

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このリストは、事故要因になりうるクイブレ(タージ)を1枚ずつ抜いてゼタを採用している。

 

・ゼタ

 このカード簡単にいうとリーシャの代替として考えている。リーシャは強いが事故を誘発するならゼタで良くないか?って感じだ。しかしゼタにない強さもいくつかある。

①リソース面で優秀

リーシャは兵士とのコンボ前提のカードのため単体では機能せずリソースも消費するカードだったが、ゼタは単体で突進を持ちつつ後続のベアトを手札に加えてくれる。このベアトがフィニッシュにも貢献してくれるのは大きな強みだ。

②進化ヴィーラを上から取れる

 今期の蝙蝠はヴィーラへの依存度が非常に高い。そのためそのヴィーラを進化を使わずに上から取ることができるカードは非常に貴重だ。翼をつけられると上から取るのは無理だが相打ちなら十分狙える範囲である。

 このように独自の強みもあるゼタだがくっつきが悪かったり、横展開には寄与しないなどの欠点もあるため1枚での採用にしている。

 

さて、新たに採用したゼタについては上に述べたが他にも上記のリストを見て疑問点がある人もいるだろう。そう、37枚しかないのだ。

残りの3枚はどのデッキを対策したいかによって採用するカードが変わってくる、いわゆる自由枠になると考える。

以下に採用候補になるカード達について述べる。

 

●2コスカード

・エルネスタ

 前述のロイヤルの弱みであるハンドの事故やリソース切れをある程度解消してくれるカード。しかしハンドに捨てたいカードがないとき出しづらい。特段強くもないが弱くもないカード。

 

・キャノンスマッシャー

 このカードの採用理由としては、リオードがない場合の先4の動き、レイサム下で強く使える、9T以降に黒セリアと相性が良いなどだ。欠点としては兵士でないこと、4コスのくっつきがあまり良くないことだ。

 

・従者

 今環境先攻2Tで2/2を立てる動きがそこまで強くないため(1/1を咎めるカードが少ない)、1/1の従者でも十分である。また加わる財宝が選択肢を増やすことに繋がることがある。また、後手4従者進化剣舞がロイヤル対面のとき相手の先4リオード取りつつ盤面にあたるフォロワーがいればリーシャもケアできるため強い。弱いのは中盤以降だと使徒やリオードの1点除去などに容易にやられることだが、逆に言うとそれらのあて先をこいつにできるためリーシャにくっつけたとき相手に選択を迫れる。

 

・クマ

 先陣が落ちた影響で回復が杯しかないため、序盤に守護で顔を守れるのは想像以上に優秀。特に蝙蝠対面だとその2点でゲームが変わることもありうる。また、6Tリーシャクマが相手に三面処理強要できるのも強い。エンハもあまり邪魔にはならない印象。

 

・オースレス

 蝙蝠がいるため強いがロイヤル対面で相手が従者出してきたりした場合破産する。またレイサムがいること、大将軍がいないこともあわさり優先順位は落ちる。ネクロ対面ゴーストに取られやすいが死の夢の少女が自害できないのは○。

 

●その他カード

・ワルツ

 今期後手で3/2/2が非常に置きにくいのと、聖弾も魔弾も以前ほど刺さりにくいため優先度低め。入れてもピン。

 

・ディオネ

 今期レイサム立てるのが以前ほど強くないためレイサムなしの状況でフィニッシャーになりうるディオネは採用圏内。アクセラレート2種類も十分強い。

 

以上のカードから2コスカードを2枚以上採用し、余った1枠に残りのカードを入れるのがベターじゃないかと思う。2コスカードの採用順位については自分は

1.従者

2.キャノスマ

3.クマ

4.エルネスタ

5.オースレス

だと考える。